ロバート・ゴードン・マクハーグ三世は、ロンドンを拠点とするアウトサイダー・アーティストであり、ロンドンのサブウェイ・ギャラリーの創設者兼キュレーターです。
フジロック・フェスティバルのアートディレクターを長年務め、2006年にフジロック・フェスティバルのアートプログラムの一環として苗場の石に絵を描いて以来、その作品である「ゴンちゃん」はフジロックにおける苗場のシンボルとなっています。
ロバート・ゴードン・マクハーグ三世(通称: ゴンちゃん)の日本初となる個展「LOOK @ ME NOW!」では、遊び心、ユーモア、そして型にはまることを恐れない姿勢が、人々の内に秘めた子供心を写し出します。フジロック・フェスティバルでの石や岩にペイントをした彼の有名なの作品「ゴンちゃん」に加え、本展限定のスクリーンプリントや切り絵、立体作品、デジタルアート、プロジェクション、そして来場者自身が絵を描いたり色を塗ったりできる参加型の巨大プリント(6m x 1.5m)も展示されます。
本展「LOOK @ ME NOW!」では、マクハーグの風刺的、皮肉的、社会政治的、そしてコンセプチュアルなテキストで構成された「What Am I Gonna Do Now?」「Speech Bubbles : Don’t let artists put words in your mouth」などのステートメント作品や、ジョニー・ストップフォードとのコラボレーション作品では、幻想的な「ゴンチャン万華鏡プロジェクション」が展示されます。その視覚的なコラージュとリール映像は、彼の幼少期のドローイングなど自身のアーカイブ作品を展示した過去の展覧会「Je Me Souviens Gordon」や、彼の息子であるグラフィティ/タガー・アーティスト「Difer」とのコラボレーション作品「Dif & Dang」などが投影されます。
さらには、本展覧会のために特別に制作された全長4.2mにわたる作品「Made in England」がギャラリーのメインスペースに展示されます。
マクハーグは、SNSでの#gonchanartというハッシュタグとWebサイト(gonchanart.com)上で「一万個あるゴンちゃん石は今どこに住んでいるでしょう?」という問いかけることで、デジタル上にインタラクティブな世界地図を創り出し、人々が見つけたゴンちゃんの住処を投稿、共有するという取り組みが行われています
マクハーグとアレハンドラ・ニーニョのキュレーションによる「LOOK @ ME NOW!」展は、マクハーグの還暦を祝うもので、彼のこれまでのアートの旅と新たな始まりが描かれた展覧会となっています。
ロバート・ゴードン・マクハーグ三世は、長年の友人でありフジロック・フェスティバルを主催するSMASH(スマッシュ)の創立者、日高正博の支援によってフジロック・フェスティバルが始まった1997年にスマッシュ・ロンドンFRFのアート・ディレクターに就任しました。
アウトサイダー・アーティスト(芸術に関して教育を受けず、流派や流行にとらわれずに自然に表現する作家)であるマクハーグが、2006年にフジロック・フェスティバルのアートプログラムの一環として苗場の石に絵を描いて以来、その作品である「ゴンちゃん」はフジロックにおける苗場のシンボルとなり、このフェスティバルのクリエイティブな精神と自然との調和を象徴するキャラクターとなっています。マクハーグの繊細なセンスで創り出される様々な形状の石や岩は、シンプルなものからユニークなものまでその在り方は様々であり、まるで自然が暗示するかのように、その形状とフォルムによって独自のアイデンティティを表しています。細かい目の位置によって違って見える視線や態度、石は受動的な物体から能動的でインクルーシブなキャラクターへと変容します。彼の作品は一目でそれとわかり、普遍的な魅力と圧倒的な存在感を放ち、現在までに世界中で1万個以上の「ゴンちゃん石」が生み出されています。
マクハーグは、「ゴンちゃんは、21世紀の遊牧民である原始人のアーティストであり、原始的なアートを通して人々とつながることができる私の分身だと感じています。日本での生活は、私に多くのことを教えてくれました。ゴンちゃんに感謝しています。」と語ります。
ロバート・ゴードン・マクハーグ三世は、ロンドンを拠点とするアウトサイダー・アーティストであり、ロンドンのサブウェイ・ギャラリーの創設者兼キュレーターです。
フジロック・フェスティバルのアートディレクターを長年務め、2006年にフジロック・フェスティバルのアートプログラムの一環として苗場の石に絵を描いて以来、その作品である「ゴンちゃん」はフジロックにおける苗場のシンボルとなっています。