15歳のとき、私の人生には大きな亀裂が入りました。あの日から性暴力サバイバーとしての人生が始まりました。私は自分の存在を強く訴え、女性という性を生きる希望や絶望を訴えています。「私はここにいる」これが私の声であり、作品です。
私の表現は多岐にわたりますが、写真や絵画を主としています。写真はセルフポートレートや女性にフォーカスしたもの、日々の風景を写し「私はここにいる」ことをストレートに表現しています。絵画は自身の心の痛みや希望と絶望を繰り返しサバイブする様を記録するよう心のままに描き、その変化がサバイバーの痛みの表れであることを伝えています。
社会における女性差別の痛みは個人的なものではありません。「私はここにいる」という訴えは痛みを知る全ての人の訴えだと考えています。自身の作品による共鳴や救いを私は願っています。
ー SAKI OTSUKA
- Born in Tokyo
- Female
© SAKI OTSUKA