Exhibitions

 

GALLERY ETHERでは、2025年4月26日(土)から5月17日(土)の期間にて、東京を拠点に活動するイタリア人アーティスト、レオン・ガロの全く新しい完全没入型の個展「Ghosts of Tomorrow」を開催いたします。

本展では、ギャロが2年間にわたり日本各地の廃墟や廃屋を巡り、撮影・記録してきた写真作品群を中心に展示。単なる廃墟写真の枠にとどまらず、そうした場所が生まれる背後にある社会経済的な要因、そしてその痕跡が時間を超えて響き続ける様にフォーカスを当てています。

日本は長年にわたり、経済停滞・人口減少・過度な都市集中といった問題に直面してきました。時として「時代に取り残された国」と表現されることもあるこの国を、ギャロは「過去の象徴」ではなく、「未来の予兆」として描き出します。

廃墟から発見された写真と現代で撮影された写真を並置することで、日本の衰退と、グローバル経済減速時代に直面する他の先進国の未来とを重ね合わせ、観る者に問いかけます――この流れを変えることは可能なのか、それとも同じ運命を辿るしかないのか。

本展では、フォトジャーナリズムをバックグラウンドに持つギャロが、廃墟から発見された文章を含むオブジェクトと写真を組み合わせた没入型インスタレーションとして作品を展開。社会と経済を軸に、過去と未来を見つめる、深い洞察に満ちた空間を創出します。

*本展では、一度に入場できる人数は5名までとさせていただきます。

*「Ghosts of Tomorrow」展最終日のの5月17日(土)17:00~20:00には、アーティストも在廊したクロージングレセプションを開催いたします。

Artists

レオン・ギャロ

レオン・ギャロはフリージャーナリストとして世界各地で活躍し、東京に移住。文章と写真を組み合わせ、社会と経済を中心としたストーリーを伝える形で制作しています。